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F-4 Phantom II Blue Angels
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初飛行 : 1958年5月27日
運用開始 : 1960年12月30日

マクドネル社が開発した艦上戦闘機で、多くの国の軍隊で採用されている
冷戦期を代表的する名機で、日本の航空自衛隊でもF-4EJ,F-4EJ改,RF-4E,RF-4EJの4機を運用していた

アメリカ海軍初の全天候型双発艦上戦闘機として開発され、独特な形状をした翼が特徴
ミサイル万能論時代に設計されたため
F-4も配備当初は機関砲は不要として装備されずに、空対空ミサイルの搭載量が重視されていた
ベトナム戦争での活躍から多くの西側諸国に採用され
各国の要求に応じて様々な派生型が数多く作られたことより冷戦期の代表的な機体となった
マクドネル社とダグラス社の合併後、マクドネル・ダグラス社となってからも生産が続き
1,000機以上でベストセラーとされる産業の中で、5,195機が生産数されており
超音速戦闘機の歴史で5,000機以上製造されたのは、このF-4とMiG-19、MiG-21、MiG-23の4機種しかなく
西側諸国では5,000機以上製造された唯一の戦闘機である

設計・初飛行から約40年を経過した1990年代半ばに開発国のアメリカでは全機退役したものの
その後も各国で改良や近代化改修が施され、初飛行から50年以上を経た2015年時点においても
日本の航空自衛隊をはじめとして
ギリシャ空軍、エジプト空軍、韓国空軍、イラン空軍、トルコ空軍の6ヵ国で配備・運用中である

性能諸元(F-4E)
 乗員 : 2名
 全長 : 19.20m
 全幅 : 11.71m
 全高 : 5.02m
 翼面積 : 49.2m²
 空虚重量 : 13,757kg
  通常離陸重量 : 18,825kg
  最大離陸重量 : 28,030kg
 燃料容量:-kg (7,549L)
 発動機(A) : GE J79-GE-17A ×2基, Dry 11,905lbf (52.9kN) / A/B 79.4kN each
 推力重量比 : 0.86

 最大速度 : マッハ 2.23
 航続距離 : -km
  フェリー飛行時 : 2,600km
 離陸滑走距離 : 1,370m
 着陸滑走距離 : 1,120m
 実用上昇限度 : 62,253ft
 最大G : -

武装
 固定武装 : M61A1 20mm バルカン砲×1 639発
 最大兵装搭載量 : 8,480kg
 ハードポイント数 : 9

 空対空ミサイル
  短距離 : AIM-9
  中距離 : AIM-7
 空対地ミサイル : AGM-62, AGM-65
 空対レーダーミサイル : AGM-45, AGM-78, AGM-88

 自由落下爆弾 : Mk 82, Mk 84
 精密誘導爆弾 : GBU-10, GBU-12, GBU-14, GBU-15
 クラスター爆弾 : 58/87/89
 核爆弾 : B28EX, B43, B57, B61

ドイツのF-4F ICE : AIM-120
ギリシャのF-4E : AIM-120, IRIS-T
日本のF-4EJ改 : AAM-3, ASM-1, ASM-2
イランのF-4はロシアや中国製のミサイルを搭載可能

アメリカ空軍
F-4C(F-110A) F-4Bを空軍の要求に合わせて改修
変更点としては複操縦装置の搭載、AIM-4、AGM-12、核爆弾の運用、ブーム式空中給油装置、低圧タイヤの搭載が挙げられる
EF-4C F-105Gの後継機としてF-4Cを改修した敵防空網制圧機
敵防空網制圧機として限定的な能力しか持たず兵器搭載能力や運用面でも制約があった
F-4D F-4Cの改良型。
C型の機首下面に取付けられていたAAA-4赤外線探知器をレーダー警戒受信器に変更
AIM-9の運用能力を追加。レーダーを測距機能付きのAN/APQ-109Aに換装して低空目標の探知能力を向上している
誘導爆弾の誘導機能の追加。ASQ-91自体も対地攻撃を簡略して、かつ精度を著しく向上させている
このD型では東南アジア迷彩が生産段階からの標準塗装になった
EF-4D F-4Dを改修した防空網制圧機のテストベッド機
EF-4Dとしては採用されなかったもののこの機体で開発された機材がF-4Gの信頼性向上に繋がった
F-4E F-4Dの改良型
機首にM61A1 20mmバルカン砲を固定装備。エンジンをJ79-GE-17に換装
前縁スタビレーターと前縁フラップを可動式スラットに変更
機関砲搭載のために従来より小型のAN/APQ-120レーダーに換装
前期型はレーダー警戒装置のアンテナが垂直尾翼上端にあり、後期型では機器の変更に伴い主翼端に取付け位置が変更されている
F-4G F-105Gの本格的な後継機としてF-4Eをアメリカ空軍の要求に合わせ改修した敵防空網制圧機
機首下面と垂直安定板上部に、AN/APR-38レーダー警戒システムを装備する為、機首のM61A1 20mmバルカン砲は撤去されている
電子妨害装置のAN/ALQ-131ポットをスパローミサイルが取付けられる機体前方の兵装ステーションに搭載する
F-4H 原形機のF4Hとの混同を避ける目的で欠番

アメリカ海軍・海兵隊航空団
XF4H-1 原型機。2機製造
YF4H-1 試作機。5機製造
F4H-1(F-4A) 45機製造。実戦的な評価作業と原型機の洗い直しのために製造された最初の21機の内
16機目以前と17機目以降とでレドームとキャノピーの形状が異なる
これ以降の形式は17機目のものを基としている
F4H-1F(F-4B) 量産型。684機製造
F-4G F-4Bに自動迎撃データリンクと自動着艦用の機材を搭載した機体
12機を改修し実戦投入された物の、短期間でF-4Bに仕様変更された
同機で開発されたシステムはF-4Jに反映されている
F-4J F-4Bの改良型。522機が製造された
レーダーにパルス・ドップラー方式を使用したAWG-10を搭載し、戦闘機として初めてルックダウン能力を獲得した
また、F-4C用のメインギア回りと主翼を、海軍型F-4Gで開発した機材換装
エンジン出力が強化されたJ79-GE-10を搭載
空軍が採用したAN/AJB-7全高度核爆撃制御システムを装備している
F-4N F-4Bの搭載電子機器をF-4J相当に改修した機体
機首下面にAN/AAA-4赤外線センサーを取付け、AN/ALQ-126欺瞞ECMを装備
機体寿命が3500時間から5000時間に延長
227機改修
F-4S F-4Jの近代化と寿命延長型
レーダーをAN/AWG-10Bに変更、レーダー警戒装置を装備しておりレーダー警戒装置のアンテナを取付けている
運動能力向上のために前縁フラップをスラットに変更したが、離着陸時の安定性が従来の機体より悪化している
スラットの形状はF-4Eに比べ若干分厚く先端部が角張っている他、主翼折りたたみ部のフェンスの背が若干高くなっている
248機改修

偵察/標的型
RF-4B 海兵隊向けにF-4Bの機首を延長し拡張した空間に偵察装備を施した機体
生産末期にF-4BからF-4Jに変更されている
RF-4C RF-4Bと同時期に空軍へ提案されていた偵察型
ALQ-125戦術電子偵察装置とAN/APG-88レーダーが搭載されたため
機首のレーダードームが小型化されている
機首下部には偵察用のKS-87カメラ機材を搭載しており
機首下部に前方と後方、機首両側面にカメラ窓が取付けられている
その後方には、APQ-102R/TSLAR監視レーダーの装置とアンテナ
ASS-18A赤外線偵察装置が搭載されている
その他にも、前席のコックピットとその前方には
LA-313A光学ファインダーとそのペリスコープが装備されている
RF-4Bが兵器運用能力を持たなかったのに対して配備当初から核兵器の運用能力を持っており
さらにベトナム戦争後に自衛用のAIM-9搭載能力を追加された
RF-4E RF-4Cの機体をF-4E規格の機体に変更した偵察型
米軍では採用されず輸出専用機となっている
QF-4B 老朽化し余剰となったF-4Bを改造した標的機。44機改修
QF-4E 老朽化し余剰となったF-4Eを改造した標的機
QF-4G 老朽化し余剰となったF-4Gを改造した標的機
QF-4N 老朽化し余剰となったF-4Nを改造した標的機
QF-4S 老朽化し余剰となったF-4Sを改造した標的機

計画機その他
F-4VG 主翼を可変翼に改修したF-4。計画のみ
F-4T 1970年代後半に立案・計画された制空戦闘機型F-4E
デジタル化した火器管制装置を搭載し
すべての対地攻撃能力を省略してM61A1 20mmバルカン砲と
胴体下にAIM-7を主翼下にAIM-9を各4発搭載する純粋な戦闘機任務に特化させた機体
しかし、F-15やF-16などの登場で機体自体が旧式化していたために採用する国がなく中止
F-4X/RF-4X イスラエル空軍の要望で計画された、シリアで運用されているMiG-25に対抗するための発展型
イスラエルはRB-47Fに搭載されていたHIAC-1カメラのF-4への搭載を
アラブ諸国偵察のために要求していたが却下されていた
しかし1971年に、F-4の胴体下パイロンに搭載可能なカメラ収納ポッド(G-139)の開発を許可
このポッドは22ft以上の長さと4,000lb以上の重量を持つため
アメリカ空軍とイスラエル政府出資でF-4の性能向上を図ることとなった
水メタノール噴射装置により150%に推力されることを想定して機体各部を修正し
最大速度M3.2、巡航速度M2.7を発揮するものとされ非公式にF-4Xとして知られるようになった
しかし当時アメリカ自身が保有していないマッハ3級戦闘機をイスラエルが保有する可能性から
関連技術のイスラエルへの禁輸を決定した
これに対して、カメラを機首搭載として無武装化したRF-4Xとすることで
一旦は計画が再開したものの、F-4の高性能化が可能であるという理由から
アメリカ空軍が計画から離脱し自然消滅

海外の派生型
F-4EJ 日本のライセンス生産機。1984年7月17日に初飛行
F-4Eから対地攻撃能力や空中給油能力を除去し、空戦用スラットを省略した機体
F-4EJ改 日本のライセンス生産機
F-4EJの機体寿命延長と能力向上を目的に改修を行った機体
アビオニクス類を中心に改修されている
ASM-1/ASM-2空対艦ミサイル運用能力、AIM-7Fスパロー空対空ミサイルの運用能力を付与
無誘導爆弾による対地攻撃能力の追加。AN/ALQ-131 ECMポッドの搭載能力の追加
F-4EJとの外見的な差異は胴体の上に付いているアンテナが大型化され
両主翼端や垂直尾翼上端にRWRのアンテナが付き、コックピットの照準装置がHUDに変わっている
RF-4E 日本の保有機、アメリカの開発した輸出用の偵察機
一部搭載機器をF-4EJ改と同じ物に替えたために非公式には「RF-4E改」とも呼ばれている
14機導入。2機が事故で失われ、2機が退役、2010年現在10機を保有
RF-4EJ 日本の保有機、初期型F-4EJを偵察ポッドが運用できるように改修した機体
RF-4Eと違い機首のM61A1 20mmバルカン砲をそのまま維持している
1992年2月4日に初飛行。計15機を改修
F-4E
クルナス2000
イスラエルのF-4Eの近代改修型。機体寿命延長と能力向上を目的として計画
エンジンをPW1120へ換装もレーダーをAN/APG-76へ換装を始め
パイソン、 シャフリル等の国産ミサイルの運用能力の付加
カイザー製広角HUDやHOTASの導入
ポップアイ運用能力の付加、ミッションコンピュータの換装などが計画されていた
試作機は1986年初飛行し1987年のパリ航空ショーにも展示された。
しかし、様々な技術的な問題と予算面の都合により、計画のみに終わった
F-4E 2020 トルコ空軍がIAIに開発を依頼し、自国で改修したトルコ版クルナス2000と言える機体
クルナス2000で見送られたエルタEL/M-2032レーダーの搭載
トルコがライセンス生産しているF-16に準ずるアビオニクスへ変更に加え
クラスター爆弾の搭載能力を獲得するなど、主に電子機器類の性能が大幅に向上している
F-4K F-4Jをイギリス海軍向けに改修した型
「F-4K」とはマクドネル社内での呼び名でイギリス海軍では「ファントム FG.1」と呼ばれていた
エンジンをロールス・ロイス製のRB-168-25RスペイMk.202に変更
それに伴いインテークを横方向へ15センチ大型化、レーダーをAN/AWG-11に変更
発艦を容易にするために前脚が原型のF-4Bより40インチも伸ばせるようになっている
米空母に比べて小型の英空母のエレベーターのサイズに合わせるために
機首のレドームを折り畳み式にしている
F-4Kは1966年に初飛行。52機製造
F-4M 海軍と同様にイギリス空軍向けに改修した型
「F-4M」はマクドネル社内での呼び名でイギリス空軍では「ファントム FGR.2」と呼ばれていた
多くの部分がF-4Kに準じている、レーダーをAN/AWG-12に変更
F-4Kと比べて対地攻撃能力が強化され偵察ポッドの運用能力も追加されている
他にも、内蔵バッテリーでエンジンスタートできるなど
他のF-4にはないユニークな特徴がある
118機発注
F-4J(UK) イギリス軍保有のF-4Jの中古機
元々はアメリカ海軍が保有していたF-4Jを買い取り、少し改修しただけの機体
F-4F 西ドイツ空軍向けのF-4E
戦術攻撃機として導入した為、主翼が可動式スラット
スタビレーターが在来型の組み合わせ、AIM-7の運用能力を持たない
F-4F ICE F-4Fに西ドイツ空軍の要求に合わせ
「Improved Combat Efficiency」と称する改修プランを施した能力向上型。
レーダーをらF/A-18で使用されていたAN/APG-65に変更し、AIM-120の運用能力を付与した
アビオニクスも変更されている。1983年より研究が開始され1992年より配備が開始された
F-4E PI2000
(F-4E AUP)
ギリシャ空軍がEADSに開発を依頼し自国で改修した、ギリシャ版F-4ICEと言える機体
AIM-120に加えAGM-130やレーザー誘導爆弾の運用能力の追加等、大規模な改修が行われている


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